キャリア

【SIer】ホワイトIT企業の内側【業務以外編】

IT企業の内側

こんにちは、サンタくん(@santa-kun)です。

私は、システムエンジニアとして、新卒から10年以上、SEとして、SI(システムインテグレーション)企業に勤めていました。

私が勤めていたのは、大手SIerの子会社でしたが、福利厚生や給料面などにおいて、そこそこ待遇は良かったです。

また、この会社では、協力会社のプログラマーなど、下流SI企業の方がステップアップとして、転職してくる方も多くいました。

これから就職や、転職したいと言う人はもちろん、同じSEでも、会社によって内容、雰囲気が違ってくると思いますので、どういった会社であったかを紹介したいと思います!

どんな会社だった?

私が勤めていた会社は、とある日本の大手IT企業の子会社でした。

ビジネスモデルは、超ざっくりいうと、親会社がとってきたお客様のシステム開発案件を、親会社の人たちと一緒に開発し、リリース後の運用を任せてもらう。
といった感じでした。

仕事は親会社から降ってくるので、営業部隊は会社にありません。

また、リリース後のシステム運用をやっている部門が多いので、業務知識の高い会社だったといえます。

職場は、客先常駐か親会社ビルでの勤務となります。
ですので、職場によって全然雰囲気変わります。

遅刻しても大丈夫だったり、絶対に遅刻は許されない職場だったり。
普通は後者ですよねw

勤務開始時間や、服装など、客先に合わせた形で対応することになります。

新卒採用と配属について

まず、出身大学でいうと、親会社には、日本のTop大学出身が多かったですが、うちの会社は、Top大学出身の人は少なかったです。
私は偏差値55程度の大学出身で、私が底辺くらいでしたw

新卒採用はいろんな人材を確保できるようにしており、
イケイケな感じの人、真面目そうな人、大学も偏らないように採用していました。
近年は外国の方の採用も進めていました。

配属先は、新卒を抱えられるキャパがある担当が、立候補しつつ、最終的に人事部が決めます。

立候補する担当は、どういう体制(だれがメンターか、育成管理責任者等)で受け入れるかを整理し、育成計画を詳細に立ててますので、新人にとっては、いい環境だったのではないかと思います。

メンターも上司が判断しますので、変な人がメンターになるってことはありませんでした。
ただ、人には合う合わないがありますので、もし新人にとってあわなければ、上司に相談するとメンターが変わるってこともあったかもしれません。

出世について

部長より上の役職は、親会社からの天下りとなります。

部長も半分くらいは天下りでしょうか。

男性しかいませんでした。

成り上がりで部長にいける人の特徴としては、新規領域を拡大していって、人が増えたときに、部長に昇格する、というパターンが多いです。かなり実績を残してきた人、ということになります。

課長職は多かったですね。

詰まっているような感じでしたので、異動したり、やめたりしないとなかなか課長に昇格するチャンスは少なかったかなと。

課長職を置けるくらいの新規領域が広がればよいですが、そういったチャンスもなかなかありません。

さらに、課長職が一番割りに合わない職という印象で、まわりにも課長になりたいって人はいませんでした。

忙しいのに残業つかないし、お客さんからは責められるし、部下からも責められるし。

上司の人柄

天下りと聞くと、なんか聞こえが悪いですよね。

じゃあ、天下ってくる人が悪い人か、というと話は別です。良き上司です。

このご時世ですので、残業が多い担当への対応や、社員を大事にする姿勢とか、ちゃんと社員を見てくれます。

私も、難易度の高いプロジェクトを対応しており、残業が多く、36協定を超えるような残業をしておりました。

そうすると、部長が職場まできて、話を聞いたりしてくれたりと社員一人一人と向き合おうという姿勢で接してくれました。

仕事上の立場は?

システム開発する上で関わる人はたくさんいます。

会社別でみると、お客さんの会社、親会社、協力会社(自社と契約関係あり)、他社(自社とは契約関係のない会社)

開発側のチームでみると、プロジェクト管理、インフラチーム、業務開発チーム(チームによって会社が異なっていることも)、運用チーム等々

うちの会社はお客さん、他社、協力会社に挟まれる形になりますので、多くの方達とコミュニケーションを取る立場となります。

関わる人が多いので、コミュニケーションロスにより、バグが発生しまうとか、お客さんと要件を詰められていないことで、お客さんが求めていたものができていないとか・・・

たくさん問題が発生します。
がんばってやったつもりでも、やはり、抜け漏れというのがでてしまうので、問題が起きた時にいかに早く、解決していけるか、課題解決力が必須となります。

病む人っていた?

いましたね〜。

特にいわゆる「仕事できる人」が多かった印象があります。

お客さんからの難易度の高い要求、親会社からのプレッシャーなど、求められることが多いので、真面目な人だと、自分がなんとかしなきゃ、といった想いになってしまいます。

お客さんの立場からすると、お金払っているんだから、スケジュールどおり、仕様どおりに開発せよと。

また、親会社といえど、お金もらうのは親会社経由になるので、ある意味お客さんとなります。

親会社からはもっと生産性上げろとか、優秀な人材を配置しろとか、管理職に向けてですが、プレッシャーを与えられます。

なので、僕は絶対に管理職にはなりたいと思わなかったですね〜w

社内恋愛ってあった?

もちろんあります!

たくさんあります。

やはり、仲良くなっていきますからね〜

社内に同じ女性と付き合った男性社員が複数いることもw

親会社や、協力会社との関係でもありましたね〜

ビルの受付の女性にアタックしてた人もいましたw

お給料はどうだった?

残業代次第な部分はありますが、僕の場合、年収750万くらいでした。

残業代は全額支給のため、生活残業している人も多いです。
私は、1時間3000円くらいでした。

私は一般社員でしたので、芸歴10年以上の一般社員はこれくらいか、これ以上はもらえるので、一般企業としては、良い方ではないでしょうか。

ボーナスは評価制度で、僕は万年平均評価でしたので、もっといい人はいたでしょう!

まとめ

良くも悪くも会社がかなり守ってくれます。

福利厚生もよく、特に家賃補助は年齢制限なく5万ほどもらえます。

そのため、安定的に働くには良い環境だったと思います。

ただ、もっと技術力つけたいとか、ある程度の立場になると、一般社員でもかなり責任のある立場となり、割に合わないと感じるようになる人も多く、転職していく人も近年は特に多くなっていました。

まだ描ききれていない部分がたくさんありますので、また紹介させていただければと思います!