こんにちは、サンタくん(@santa-kun)です。
出世はしたくないけど、ある程度楽しく仕事をしたいと思っている人も多いと思います。
管理職になると責任が重くなるし、現場に出れないし・・・
私の周りも多くの人が同じ考えを持っていました。
私は10年以上システムエンジニアとして、さまざまなシステム開発、運用保守に携わってきており、
そこでは万年平社員として活躍してきましたw
1年くらい同じシステムを扱っていると、正直飽きてきます。
飽きるとモチベーションの低下にもつながりますよね。
そのため、結論からいうと、3年を目処に異動しましょう。
ちなみに、私は、同じシステムを3年以上携わったことはないです。
それから、飽きる以外に異動した方がよい理由がございます。
- 多くのシステムに携わることで「システム開発」に強くなる
- 多くのツールを扱える
- いろいろな人との出会いがある
- やっかいな日本のお客さんから逃げる
- 仕様の難しいシステムから逃げる
- 変化の少ないシステムから逃げる
飽きない平社員ライフを送りましょう!!
プラスな面
多くのシステムに携わることで、「システム開発」に強くなる
たくさんのシステム開発に関わってくると、
前のシステムでこの例外処理が考慮もれていたから、今のシステムでは考慮しよう★
みたいな感じで、前の職場の経験を次の職場で活かすことができます。
設計力の向上や、障害発生時の立ち振る舞いも場数分だけ向上していきます。
多くのツールを扱える
世の中にはたくさんのツールがあります。
エディターから、開発プラットフォーム、運用支援ツール、プログラム開発言語・・・
一つのツールを専門的に学ばなくてよく、広く浅く扱える方が、いろいろな現場で役に立ちます。
なんとなく知っていれば、あとは、必要なときに調べながら使えればよいのです。
こうして多くのツールを調べながら使っていると、「調べる力」が身に付きます。
調べる力がつくと、知らないツールもある程度自力で使えるようになり、自身もついてきます。
いろいろな人との出会いがある
やはり、人から学びことも多いです。
お客さんや、自社の社員、協力会社など、多くの人との出会いがあります。
一緒に過ごしていると、
「この人ならこう考えるだろう」
とか、
「この人ならこういうところを指摘してきそうだ」
といったように、他人が考えることを考える力がついてきます。
つまり、自分に持っていない考え方を身につけることができるということです。
マイナスな面
やっかいなお客さんから逃げる
ま〜やっかいなのが、システムでなんでもできると思っているお客さんが多いこと。
しかも、要望が曖昧なんですよね。
設計書のどうでもいいところに突っ込んでくる人多い~😢
日本のシステム開発は外注が基本です。
終身雇用が前提なので、山あり谷ありのシステム開発においては、人員を確保しておくのは、企業としてリスクになってしまいますからね。
そういった事情もあり、要望を出してくる、ユーザ企業のシステム担当者はITに明るくない場合も多いです。
お客さんの頭の中にあるイメージを詳細に文書化し、見積もり段階ですべてのリスクを洗い出すことは不可能です。
要件定義にて、いかに正確に要件を洗い出すか、が非常に重要になってきます。
そして、お客さんとうまく付き合っていくために、お客さんにもシステムのことをわかってもらう、教育が必要になります。
それから、特に外資系のお客さんは、「お金だすから、とにかくやって!」って感じで、
お金払うんだから、なんでもやって系のお客さんがいます。
会社的には嬉しいですが、急に人のアサインなんて難しいし、
アサインできても、一時的な要員なので、
メイン担当者がひたすらに忙しい状態になります。
残業万歳!!
仕様の難しいシステムから逃げる
開発をすすめていくと、必ず期待通りいかない問題が発生します。
だいたい、短期間開発、高難易度案件が多いため、
A機能とB機能を組み合わせたときにC機能が動かないとか。
それを改修するためには、すでに開発したA機能、B機能の設計を見直さないといけなくなり、リリースに間に合わないと。
そして、誰が悪かったかを探す犯人探しのかたわら、他機能の開発を進めるといったことも。
犯人探しはいいから〜😢 猫の手も借りたい〜
こんなときのために、メールや、議事録で文章として残しておくことの重要さが大事なんですよね〜。
で、最終的にどうするかというと、暫定対応的な改修をしつつ、運用対処できるものは、運用で回避し、リリース後に、ちゃんとなおそうぜってなります。
そして、開発が進んでいくと、どんどん人が入れ替わり、だれもよくわからないシステムが爆誕するわけです。
設計書も最新化されていなかったりします。
経験上、どこの職場でも難解な機能を持つシステムがあり、それがネックとなり、大変な目にあうことになります。
しかも、その会社の特殊な機能のことを熟知しても、悲しいことに他では役に立ちません。
なんの力にもならないことに時間とお金をかけていくことになります。
もちろん、課題解決力を高めるために、そういうシステムに出くわすのは経験値としていいと思います。
変化の少ないシステムから逃げる
日本のシステムはリリースされると、5年〜7年ほど運用することになります。
だいたい、このタイミングで更改をするシステムが多いからです。
場合によっては、下手したら、それ以上運用することも・・・
私は25年運用されたシステムの更改案件にも携わったことがあります。
タフなシステムだね〜!よく頑張った!!
同じようなシステムがあったら、褒めてあげましょう。
開発PJが終わり、リリース後も小規模改修で変更は入っていきますが、特別新しいことを学べるということは少ないため、仕事しながら、最新の技術習得が難しくなってきます。
会社からすると、保守フェーズが一番稼げますので、いかに長く関わっていられるかが、安定した売り上げに貢献することになります。
そのため、お客さんに対して、いろいろと改善提案など、頑張ってますアピールをするわけです。
たとえば、猫騙しのようなテスト自動化をやって、こんだけ生産性あげました!!
と数値をだすことに一生懸命になります。
ビジネスとしては成功だね!
しかし、個人的には、そこに魅力を感じませんでした・・・
まとめ
平社員だと、なんの権力もないので、思い通りに異動はできないかもしれません。
でも、異動の希望は出せますよね。
他の部署でどんなシステムを扱っているか調査はできますよね。
ですので、私としては、1年は同じシステムで頑張って慣れて、1年以上たったら、
視野を広げ、どんなシステムに関わってみたいかな〜と考え出すのが良いと思います!
もし合わなかったら、逃げればいいだけですし!
職場が変われば、新しいシステムやツールを触ることになり、技術力の向上につながります。
また、新たな人間関係もできます。
もちろん最初は苦労しますが、必ず力がついてきます。
終身雇用が崩壊しつつあり、早期退職を募ったりしている大手企業も増えてきました。
いつなにがあってもいいように、会社にいる間に、
会社を利用し、市場価値のある人材になりましょう!!
最後はいいこと言うじゃない!